2011年9月28日水曜日

死亡事故連発の運送会社グループが鹿児島に


img:あんどっところ報告 : 気をつけてください。

車社会を考える:犠牲者ゼロに向けて 娘を奪われた山本さん /大阪 - 毎日jp(毎日新聞)
 大阪経済大3年だった真衣さんは08年7月、寝屋川市の自宅からバイクで通学途中に、後ろから真衣さんを追い抜こうとしたトラックに倒され、左後部車輪でひかれて亡くなった。就職活動に備える学内勉強会のリーダーに選ばれ、商社で働く夢を追うところだった。

 山本さんは、一度も謝罪しない運転手=禁固1年8月が確定=に不信感を覚える一方、雇用主でトラックを所有する鹿児島県の運送会社に問い合わせても返答を得られないことに疑念を募らせた。「まずは相手を知りたい」。登記簿や過去の新聞記事、運輸局の処分結果を図書館やインターネットで探した。

 97年と06年に同族会社の運転手が居眠り運転で死亡事故を起こしている記述を見つけた。12人が死傷した06年の事故では、運転手が胸の痛みで睡眠不足と知りながら休み中に呼び出して運転を指示したとして、会社と運行管理者が道交法違反罪(過労運転下命)で略式命令を受けていた。

 09年にも同族会社の運転手が自転車の男性をひいて死亡させ、乗務時間超過など12件の法令違反があったとして運輸局が営業車の使用停止処分を課した。同族会社と併せ、処分は08年度以降だけで4回に上る。

 「運送会社が運転手の健康や労働環境を軽視して利益を追求する。そのつけを、事故の被害者が払わされている」と山本さんは感じた。真衣さんの葬儀から1カ月たって訪ねてきても、初対面の山本さんに名刺すら渡そうとしなかった担当者の態度にも、「命の重みを感じない会社だからか」と歯がみした。

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