2011年9月4日日曜日

中国人実習生に月180時間残業を負わせ過労死させる

しごとの痛いニュース » 《技能》過労死…中国人実習生遺族が損害賠償求め提訴、月約180時間残業で死亡-水戸地裁
国の外国人研修制度で来日し、茨城県潮来(いたこ)市の金属加工会社「フジ電化工業」で働いていた中国人技能実習生、蒋暁東さん(当時31歳)が過労死した問題で、妻馮珠さん(34)ら遺族4人が、同社と受け入れ機関「白帆協同組合」=同県行方(なめがた)市=に約5750万円の損害賠償を求め水戸地裁に提訴した。

蒋さんは外国人実習生として全国で初めて過労死と労災認定され、遺族は3日、鹿嶋労働基準監督署で労災の保険金給付の一部として約1100万円を受け取った。しかし、遺族側は過重労働は「氷山の一角」として、監督義務のある受け入れ機関の注意義務違反も問うことを決めた。

訴状によると、蒋さんは05年12月に来日。組合を通じて同社に配属され、電気メッキ加工の作業に従事していた08年6月、急性心機能不全により社宅で死亡した。原告側は、同社は月約180時間に及ぶ時間外労働を常態化させ、組合は過労を放置、助長させたなどと主張している。

同社は今年1月、労基法違反(長時間労働など)の罪で罰金刑が確定した。(毎日jp 2011/03/04)

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