2011年8月15日月曜日

年4000時間の労働…官製オーバーワーク?

年4千時間超の労働で鬱病解雇された建設技術研究所社員が提訴 対国交省100%の業務で:MyNewsJapan
 淺野さんは、国土交通省が発注した仕事で年に4000時間も働かされ、鬱病を発症して解雇された。㈱建設技術研究所には天下り役員もおり、発注元も官庁なので、まさに“官製過労鬱病解雇事件”と言える。桁外れの長時間労働にもかかわらず、生々しい実態を伝える記事はなぜかない。そこで今回、結審を前に、本人に事件の詳細を語ってもらうことにした。

中略
 新規ダムを造る計画づくりの際の対象流域の洪水の計算が合わず、過去に同じ流域内に造られている既存のダムを計画した際の計算にミスがあることが発覚したためでした。

 主任は追いつめられて精神的におかしくなってしまい、後の02年5月には担当を外れて転勤となりました。

 上司が私の面倒を見られなくなったわけですし、01年10月から12月にかけて過密な労働がエスカレートし、翌02年には年間4000時間労働に突入していきました。ダムの計算ミスが発覚したのは10月くらいですが、具体的に関係機関(国土交通省、滋賀県、当時の水資源開発公団)に対して報告しなければならないにもかかわらず、主任が会社へ対応を求めても、結局、会社の対応として関係機関への報告は先延ばしされ続けました。

 このような状況に加え、ダムの計算ミスとは別に、業務遂行能力のない格安の外注先業者へ上司が重要な作業を外注した結果、品質トラブルが頻発する事件が重なってしまい、ますます現場は追いつめられていきました。

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