2011年8月26日金曜日

被災地派遣で死亡した男性の家族が公務災害申請

被災地派遣で死亡 職員の家族 公務災害を申請|MBSニュース-MBS毎日放送の動画ニュースサイト-
 震災の復興支援のためこの春、岩手県に派遣された大阪府の職員が現地で倒れ、死亡しました。

 遺族は25日「重いストレスなどによって亡くなった」として、公務員の労災にあたる公務災害を申請しました。

 亡くなったのは、大阪府健康医療部に所属していた男性技師(当時49)です。

 府によりますと男性は4月と5月の2回、岩手県宮古市に派遣され、医療チームが避難所を巡回健診する際の車の運転を担当していましたが、5月14日の業務のあと宿泊先のホテルで体調が悪化、その後脳内出血で死亡しました。

 持病などはなかったということで、遺族は「過酷な現場での重いストレスなどが死亡の原因だ」として、公務災害を申請しました。

 「(被災地で)働く環境が過酷なのは間違いない。しっかりケアするよう総務部に指示を出している」(大阪府 橋下徹知事)

 震災で被災地以外から派遣され死亡した自治体職員で、公務災害の申請が明らかになったのは全国で初めてです。

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