2011年8月31日水曜日

朝日ソーラーの営業”隊長”が過労死 毎月180時間残業を2年以上か

過労死の朝日ソーラー元社員の遺族、約1億3780万円の損害賠償求め提訴 - MSN産経ニュース
 太陽熱温水器メーカー「朝日ソーラー」(本社・大分市)の社員だった金沢吾郎さん=当時(36)=が昨年春に死亡したのは長時間労働が原因として、金沢さんの遺族が31日、同社を相手取り総額約1億3780万円の損害賠償などを求める訴訟をさいたま地裁に起こした。

 提訴したのは、金沢さんの妻、めぐみさん(37)と子供3人。訴状によると、金沢さんは平成20年2月に同社に入社、川越支店(埼玉県川越市)に配属され、営業部員として温水器などの訪問販売に従事。21年9月には営業部員を率いる「隊長」職に就いたが、昨年3月2日夜、業務中に倒れ、翌3日未明に虚血性心疾患で死亡した。

 遺族側によると、金沢さんは日常的に長時間労働を強いられ、毎月178時間もの時間外労働を2年以上継続させられていたという。遺族は川越労働基準監督署に労災認定を申請、今年3月に認定された。

 提訴後に記者会見しためぐみさんは「夫の死後、会社側からは何の謝罪もなかった。二度と夫のような人を出さないでほしい」と訴えた。同社は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

0 件のコメント:

コメントを投稿