2011年10月26日水曜日

宮台真司「社畜は会社を放り出されたら終わり」

Twitter / @tabbata
社畜とは?社会性が存在せず、会社の威信やステータスを、自分自身の威信やステータスだと勘違いし、その分、会社を放り出された途端に、すべてが終わるタイプの人たちのことです。=宮台真司氏ロングインタビューピックアップ(「読書人」から)

2011年10月25日火曜日

退会だけでなく「退職」もできないGREE

text.ssig33.com - 知人が退会出来ないことで有名な GREE を退職出来ない話。
知人がグリーを退職しようとしている。その人がグリーに入社した経緯を書くとその人を簡単に特定出来てしまう。しかし簡単に書くと、 100% 本意で入社したとは言えない(と僕は傍目に見て思う )。

その知人は極めて優秀なインフラエンジニアだ。コードも書ける。得難い人材と言えると思う。

しかし一身上の都合でグリーを退職することとなり、その旨会社に伝えたところ「辞めるなど許さない」「君は四人分の働きをしていたのだから四人分の金を払え」などと極めて理不尽な、脅し としか受け取れないリプライを受けていた。

さらに退職にあたって「IT エンジニアとして今後一定期間働かないこと(要約)」極めて受け入れ難い契約を追加で要求された。

また退職の書面が用意されない為、保険証などの手続きに問題が発生し、大変に大きな社会的不利益を得ている。結果として現在では法曹の出動を仰ぐ事態となっている。

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阪大「お給料を教室費にバックする件について」


 「職を失わないために(森本兼曩)元教授側の意向を受け入れるしかなかった。弱い立場につけ込む行為だったと思う」。大学の研究室という閉鎖された環境で行われた不当な要求。未払い賃金の支払いを求めた元研究員の女性は、当時を振り返り、悔しい思いを吐露した。

 女性が突然、森本元教授から呼び出されたのは、平成20年6月ごろ。「あなたには価値がないので賃金を減らす」と言われ、雇用契約を変更する書類にサインするよう命じられた。元教授に理由を尋ねたが答えはなかったという。

 研究室は、元教授の意向に異を唱えることができない雰囲気だった。同僚からも「指示に従わなければ研究室にいられなくなる」と忠告され、週24時間の勤務を同7時間に減らす契約変更に渋々同意したという。

 この前後、女性は元教授側から賃金の一部をキックバックするよう求められていたが、「不正ではないのか」と思って拒否。翌21年5月にもメールで同様の要求があり、拒否した直後、前年度に続いて賃金の減額を迫られた。女性は「我慢すれば研究を続けられる」と自分に言い聞かせ、契約変更に応じたという。

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2011年10月24日月曜日

月200時間の勤務時間延長を黙認する労基署



過労自殺 国を提訴/「違法な協定放置」労基署にも責任/東京地裁
プラント工事の現場監督だった男性=当時(24)=が2008年に過重労働が原因で自殺したのは、長時間残業を認める違法な労使協定を放置した労働基準監督署にも責任があるとして、遺族が22日、国と勤務先の建設会社「新興プランテック」(東証1部上場、横浜市)を相手に、計約1億3000万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしました。

(中略)
 事業所と労組は、月150~200時間まで勤務延長を認める協定を締結していましたが、受理した千葉労基署は是正を指導しませんでした

 厚生労働省の基準では延長の上限を月45時間と定めていますが、建設業は例外とされています。

 川人弁護士は「今回のような協定がまかり通っていることに、国として責任を取り、労働行政を改善すべきだ」と話しています。

2011年10月23日日曜日

JR奈良線の運転室、未だに冷暖房ナシで38度の猛暑

 JR奈良線の運転士らが、運転室の冷暖房が不十分で体調に支障をきたすとして、JR西日本に改善を求めている。古い車両が多いためで、JR西日本労働組合(JR西労)は運行の安全に影響が及びかねないと主張している。京都下労働基準監督署はJR西に改善を指導した。

 JR西労京都電車区分会によると、問題としているのは奈良線の普通電車の主力となる「103系」車両の運転室。多くは製造から40年近く経過し、冷房機が後付けの車両がある。

 JR西労が今夏、運転室の気温を測ったところ最高で38度に達し、暑さで体調不良を訴える運転士がいた。冬場も各自で防寒対策をしているという。

【「交通」関連】神奈中バスの運転手が感電死

2011年10月19日水曜日

若手社会人の半数「出世したいと思わない」

Business Media 誠:「愛社精神」を感じている内定学生は89%、若手社会人は?
 若手社会人はどこまで出世したいと考えているのだろうか。この質問に対し、トップは「出世したいと思わない」(51.0%)で、2008年の調査以来4年連続の1位となった。次いで「部長・プロデューサーまで」(12.2%)、「主任・係長まで」(10.4%)、「社長まで」(10.2%)と続いた。

 また内定学生にも聞いたところ、昨年は「部長・プロデューサーまで」(27.3%)が1位だったが、今年は「役員まで」(28.1%)が最も多かった。「愛社精神の高まりと合わせて、厳しい就職活動を経て内定を得た学生の、仕事に対するモチベーションの高さが垣間見れる」(マイナビ)

 インターネットによる調査で、若手社会人335人と内定学生463人が回答した。調査期間は9月16日から10月5日まで。

2011年10月16日日曜日

アニメーター、重労働なのに月収は10万円以下


厳しさ増すアニメ製作現場 - YouTube

息子、アニメの仕事で困窮 : 家族・友人 : 人生案内 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
60代主婦。20代後半の息子のことで相談します。

 息子はアニメに興味を持って大学を中退し、専門学校に通って技術を磨きました。今も東京で一人暮らしをしながら、アニメ関係の仕事をしています。好きなことで仕事をするのはいいのですが、月収は10万円以下で、しかも不安定。とても生活していけません。

 重労働で、帰宅が深夜になったり、土日も出勤したりしており、体を壊さないかと心配になります。仕送りで生活費や保険料を援助していますが、いつまでも経済的支援はできません。

 本当は息子が家に戻り、安定した仕事に就いてほしいのですが、本人の「他の仕事は考えられない」という気持ちを思うと、挫折させるようでつらいです。息子も「親を安心させたい」とは思っており、余裕のない中でも時間を作って、2年に1度は家族旅行に付き合ってくれます。親としてどう対処したらよいでしょうか。(兵庫・S子)

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「食事をとると殴られる」…テレビ局、下請け構造の悪夢

2011年10月13日木曜日

すき屋「経営を度外視してまで防犯すべきだろうか」


「すき家」強盗多発、警察庁が異例要請 - YouTube

警察庁が指導、「すき家」ゼンショーの経営姿勢 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
 警察庁は12日、「すき家」の運営会社「ゼンショー」に、防犯体制に不備が目立つとして指導を行った。

(中略)
 今回の指導について、ゼンショーの広報担当者は「経営を度外視してまで防犯に取り組む必要があるのか考えたい」と発言。防犯カメラの設置などの対策を進めていると説明した上で、「複数の夜勤がいた店が被害に遭った事件もあり、従業員を増やしたところで強盗は防げない」と同庁の指摘に疑問を投げかけた

ブラック企業は反省しない 7割が違法労働繰り返す

http://www.rodo.co.jp/periodical/news/1032843.php

労働新聞 10月10日 第2844号
東京労働局(山田亮局長)は、過労死など過重労働による健康障害を発生させた事業場に対する臨検監督結果を明らかにした。

36 協定の協定時間を超えるなど違法な時間外労働を行う事業場が 7 割に上ったほか、割増賃金の不払いが 6 割、衛生管理・推進者の未選任も 3 割と、全体の9 割超に当たる 65 事業場で何らかの法違反が発覚し是正勧告書を交付した。

労災認定後も労務管理が適切に行われていない実態が浮き彫りになっている。

【関連】大企業の6割が過労死基準超え 36協定の上限で判明

2011年10月12日水曜日

看護師2万人に過労死の危険…その過酷な実態とは


看護師2万人に過労死の危険:過酷な実態 - YouTube

看護師の離職防止へ 勤務環境改善目指す : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 同協会の三谷順子会長は、日勤、準夜勤、深夜勤の3交代制の場合、看護師は日勤後の約8時間後に深夜勤に入ることがあるが、「一度帰宅しても食事を作ったり、子どもを風呂に入れたりして仮眠もほとんどとれずに再度出勤することもある。1昼夜、休みなく働く過酷な状況が日常的にある」と指摘。離職の主な要因が〈1〉超過勤務が多い〈2〉子育てができない――など、仕事と生活の両立が難しいことを挙げた。

(中略)
 日本看護協会の08年調査によると、交代制勤務につく看護師23人に1人が、月60時間の超過勤務となっている計算だ。同協会は、全国の病院勤務の看護師の少なくとも2万人以上が過労死の危険性があると警告する。

【関連】看護師の23人に1人は過労死危険レベル

2011年10月11日火曜日

他社面接で正直に「第1志望は電通」と言う人は自分勝手?



「『第1志望は電通』と答える学生はダメ」と明確に返答したのは、携帯電話向け広告の株式会社ライブレボリューション(東京・港)。

 毎年約4万人が受験するという同社で採用を担当する金子真歩取締役は「面接は相手が聞きたいことを答えられるかを見る場でもあります。面接官としては当然、第1志望であるという答えを望んでいます。(他社を第1志望だと答えると)相手のことを考えられない人だと思わざるをえません」

 さらに金子取締役は続ける。「面接は働く仲間を探すための場。その場の趣旨を考えないような人をお客さんのところへ行かせられないですよね」

 同社で「電通が第1志望」というのは確実にNGだ。

2011年10月10日月曜日

SB孫社長の突然の方針変更に現場はパンク寸前

http://twitter.com/#!/masason/status/122680305135009793


ソフトバンク孫社長の突然のサービス変更がTwitterで最初に発表されることについての現場の嘆き

Twitter / @Honihoni76
急にやりましょう変えましょうで業務が全然追いつきません!! (泣)

どうして実際に手続きを、ご案内をしないといけないスタッフへの連絡が後回しなんですか!こっちはもうパンクしてしまいます!!(泣

誤案内で結局お客様に迷惑かけてしまいます!!。・゚・(ノД`)・゚・。

社畜経験者が語る15の「社畜エピソード」

社畜らしいエピソードを教えてください。 - ザ・インタビューズ / jo_sui
あまり本当のことを書くと身元が割れるので、一部フィクションを交えることをお許しください。
それで社畜らしさ、ですが、分かりやすい点では下記の点あたりかと。

1.上司より早く来て、早く帰る。勿論、それだけです。仕事はしてません。
2.ランチのメニューは、上司より高いものは頼みません。
3.そもそも社外の人とはランチに行きません。ランチは社内の人との大事な交流の場!
4.ちゃんと上司の飲みに行きたい空気を察して、飲み会に連れて行きやすい空気を醸し出します。
5.割り勘は傾斜ですが、端数は、こっちで精算しています。
6.飲んだ翌日はいつもより早く来ます!
7.土日は上司や同僚とゴルフの日です。家族団らん?会社は家族じゃないんですか?!
8.上司の結婚記念日や、家族の誕生日は網羅。その日のアフター5には絶対、予定を入れません。
9.連休となると、会社が気になって出社してしまいます。休日手当は勿論、なし。
10.プロジェクトがポシャっても、悪いのは全部業者!出禁にしてやります。
11.上司から「分かっているよな?」と言われて「No」と言うことは有り得ません!
12.部下からの提案がどんなに良くても、上司の鶴の一声があれば脊髄反射的にNG出します!
13.クラブを買い換えたくなったら、部下に安値で売りつけます。これも皆でゴルフに行くため。
14.社宅にいる若手は、皆、ドレイ。ドライブに行きたくなれば、夜中だろうと叩き起こします。
15.若手がデートと言ったら、休日出勤をあえて作り、涙を飲んで愛社精神を試します。

あんまり例を上げても仕方が無いのでこの辺で。
ノン・フィクションがないのは気のせいです(キリッ)

2011年10月9日日曜日

サラリーマンは“社畜”になって会社にしがみつけ


大学卒業後、大手広告代理店に務めたものの、うつ病により半年間の休職を余儀なくされたという後田氏。そのとき、途端に手のひらを返したように態度を変える人を見て、いかに“会社員”というステータスが大事が実感したという。また同時に、会社員の素晴らしさを肌で感じたという。

「『人と話す』などの人生修行をしながら給料をくれる会社というシステムは、物理的にも非常にありがたい。会社はお金をくれる大リーグ養成ギブスであり、亀仙人の甲羅であり、沖縄アクターズスクールなんです」

確かに、「成果を出さなければ」と自分を追い詰めると仕事はキツイ。だが、仕事を「人生修行の場」と考えれば、お金ももらえてこんなにいいことはない。一日でも長くそんな会社に“しがみつく”ためには、とにかく「失敗しないこと」が重要だと後田氏は語る。

「ずっと他人を観察してわかったんですが、人って粗(あら)探しするものなんですよ。『むちゃくちゃ美人だけど息が臭い』とか、『オシャレに見えてバッグだけありえない』となると急に冷めるでしょ? 仕事でもホームランを打つと2、3年はチヤホヤされますが、10年、20年と長いスパンで生き残るのは失敗しない人です。『電話する』と約束したら必ずするとか、その程度のことが大事なんです」


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2011年10月7日金曜日

社会人2年目に贈る「社二病のススメ」

社二病のススメ - Yamashiro0217の日記
社会人2年目になる皆様に、是非、社会人二年目病、略して社二病にかかって欲しいのです。

社2病の実例としては例えば以下のようなものがあります。

・新卒の子に対して「いつまでも学生気分じゃ困るよ?」
・「社会人ってのはさー」
・「もっと大人になれよ」
・ビジネス書1、2冊読んで分かった気になって経営者批判
・学生に対して「仕事のあとのビールの美味さしらないっしょ」
・「つれー。実質2時間しか寝てないからつれー。」
・「俺、もうリポビタンDきかないわ。ユンケルの高いやつじゃないと」
・新人と飲みに言ってドヤ顔で「先輩だから奢るわー」と端数だけ奢る
・「え。君まだガラケーなの?社会人はスマフォ基本っしょ?」
・なにかっていうと「ホウレンソウもわからないの?」とか言い出す
・先輩にたいして「もう2年目なんで仕事だいたい覚えましたよ」とか言っちゃう
・「あー。和民で飲み会っすか。和民かー。安いんだけどねー。和民かー」

このような症状ですが、社二病とはハシカのようなものなのです。
早めにかかっておき、治したほうがいいのです。

【続きを読む】早めにかかっておかないと…

2011年10月6日木曜日

外のカバーだけ毎年更新!就活本に騙されるな


今回のテーマは「就職適性検査」の対策本です。取材を進めていくうちに、多くの適性検査本は、相当な手抜きをしていることが判明しました。

適性検査とは、今の就活の第一関門。筆記試験の一種なのですが、非言語能力問題(計算問題など)、言語能力問題(国語)、性格検査などを合わせたものです。大型書店に行けば、参考書や問題集が棚一面に並んでいますが、正直どれも大差ないような…。そう思っていたら、実は結構な違いがありました。

(中略)
ある著者は何冊も出すばかりでなく、ある問題集については使い回しをブログで表明しています。
「しかしこの『○○問題集』は私が×年前に書いて以来、著者である私は一度も改定していない。だから完全に問題の質や配列などの賞味期限は切れていると思っている。(中略)そんな古い体質の本は早く市場から消えるべき。読者はもっと中身を見る目を持つべきだと思っている」


どうやら、この問題集は販売部数に応じて支払われる「印税契約」ではなく「原稿買取契約」だったため、発行以来改訂していないということらしいのです。そういう本を買ってしまった学生こそいい迷惑です。

2011年10月5日水曜日

自由参加でも断れない社員旅行は誰得?


社会保険労務士・野崎大輔の視点
自由参加なら労働時間とみなされない


社員旅行の代休や振替休日がないのは不当と考えているようですが、自由参加の場合には労働時間とみなされない場合が多いです。今回のケースでは費用も会社負担で、福利厚生の意味合いもあるので認められないでしょう。強制参加とは、参加しなかった場合に欠勤扱いとなる場合のことです。

福利厚生のあり方は会社が決めることなので、「時代遅れ」と非難したり、行きたい人たちの楽しみを奪ったりする必要はありませんが、会社には行き先を工夫するとか、余興は勘弁してもらうとか、楽しめる人が増える改善提案は受け入れてもらいたいところです。女性にお酌を強制したりすると、勤務時間外とはいえ職務上の権限を濫用したセクハラとみなされる場合があります。

個人的には、普段あまり話をする機会のない人の前にあえて行って、お酒を注いでみることはおすすめしたいです。私自身あまりお酒を飲めないのですが、会社勤めをしているときは、よくこういう場を利用して人間関係を広げていったものです。参加を前向きに考えてみてはいかがでしょうか。

2011年10月4日火曜日

柔軟すぎる日本の労働契約が会社の若手を追い込む


 20年数年前に起きた若い社員の死は、今や「氷山の一角」と言えます。経営側の有識者が唱えるように「企業社会のごく一部」とは言い切れない状況になっているのです。今回取り上げた事例の真相には、少なくとも以下のような論点が挙げられると思います。

1、上司である管理職の言動を誰もコントロールすることができていない。つまり、部下に対し、やりたい放題。

2、上司を過激にさせてしまう背景、つまり、業績主義へのカウンターパートが働いていない。

3、20代という、スキルやノウハウ、人脈などがまだ弱い社員でも、上司らは業績達成のため、酷使する。

4、周囲の人は、この「無法状態」を見て見ぬふりをする。

5、大企業なら企業内にあるはずの労働組合が機能していない。

6、遺族に対し、説明責任などが不十分。不誠実極まりない。


 字数の制約があるので、今回は1~3に絞って解説します。大前提のことですが、日本企業では入社時に書いたわずか1枚の労働契約書のみで働くことになります。つまり、「柔軟な職務構造」の中でありとあらゆることをこなす、フレキシビリティーが求められるのです。

 これは日本的経営の強さと言えますが、弱さでもあります。柔軟であるがゆえに、役割分担や権限と責任意識が曖昧になりやすいのです。結果として、責任感を強く感じた人などは、仕事を必要以上に抱え込んでしまうことがあります。

2011年10月3日月曜日

「食事をとると殴られる」…テレビ局、下請け構造の悪夢


img:「星から来た男」 チョン・ジヒョン | あらいぶ (1号車のおっちゃん)

「職場のいじめ」まとめシリーズ第16弾 2011年7月分です - 労働相談センター・スタッフ日記
2011年7月にNPO法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「職場のいじめ」相談メールのまとめを報告します。

(中略)
テレビ番組の制作会社の正社員のAD。
全社員が、ディレクターから暴力を受けたり、「お前はクズだ。死ね」と当たり前のような暴言を受けている。

50時間以上一睡もせずに働くのは当たり前で、食事をとると殴られるのでトイレの中で隠れて食事をしたり、仮眠も廊下の床。

タバコや小道具を買いに行かされるが、全部自腹でその額は月10万以上に上る時もある。それでいて給料は手取り13万円。

局の社員は年収1500万円とかで普通に家に帰れます。セクハラ・パワハラが当たり前の職場、これは犯罪です。

2011年10月1日土曜日

【動画】毎日15時間勤務、パワハラ、サビ残…富士通子会社SEの悲劇


SEの実態 - YouTube

富士通四国システムズ 鬱病労災事件
「鬱病労災事件」概要
■加害・被害の関係
  ・加害者:富士通四国システムズ
  ・被害者:中原将太(以下「私」)

■私が受けた被害
  ・長期間にわたる長時間勤務や上司のパワハラに起因する鬱病を発症した。
  ・残業時間の大部分がサービス残業だった。

■私が試みた被害回復の手段
  ・鬱病で休職後、労働基準監督署にサービス残業を告発した。
  ・鬱病を患ったことに対する慰謝料を求め、富士通四国システムズを提訴した。2009年9月訴訟終結。
  ・鬱病の労災申請を行った。
  ・精神障害者申請を行った。

■被害回復の成果について
  ・労働基準監督署へ告発した結果、メールの送受信記録から在社時間の一部が明らかになった。
  ・労働基準監督署に命じられ、会社は未払い分88万9858円を私に支払った。
  ・鬱病の労災申請を行った結果、労災認定された。
  ・精神障害者申請を行った結果、障害等級2級と認定された。
  ・裁判一審勝訴。大阪地方裁判所は、富士通四国システムズに賠償金の支払いを命じた。
  ・裁判二審勝訴。大阪高等裁判所は、富士通四国システムズに賠償金の支払いを命じた。
  ・富士通四国システムズが最高裁判所への上告を断念。二審判決が確定した。
  ・大阪高等裁判所に命じられ、会社は賠償金139万9161円を私に支払った。

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