2011年10月9日日曜日

サラリーマンは“社畜”になって会社にしがみつけ


大学卒業後、大手広告代理店に務めたものの、うつ病により半年間の休職を余儀なくされたという後田氏。そのとき、途端に手のひらを返したように態度を変える人を見て、いかに“会社員”というステータスが大事が実感したという。また同時に、会社員の素晴らしさを肌で感じたという。

「『人と話す』などの人生修行をしながら給料をくれる会社というシステムは、物理的にも非常にありがたい。会社はお金をくれる大リーグ養成ギブスであり、亀仙人の甲羅であり、沖縄アクターズスクールなんです」

確かに、「成果を出さなければ」と自分を追い詰めると仕事はキツイ。だが、仕事を「人生修行の場」と考えれば、お金ももらえてこんなにいいことはない。一日でも長くそんな会社に“しがみつく”ためには、とにかく「失敗しないこと」が重要だと後田氏は語る。

「ずっと他人を観察してわかったんですが、人って粗(あら)探しするものなんですよ。『むちゃくちゃ美人だけど息が臭い』とか、『オシャレに見えてバッグだけありえない』となると急に冷めるでしょ? 仕事でもホームランを打つと2、3年はチヤホヤされますが、10年、20年と長いスパンで生き残るのは失敗しない人です。『電話する』と約束したら必ずするとか、その程度のことが大事なんです」


【続きを読む】

0 件のコメント:

コメントを投稿