【息が抜けたとき注意】
ストレスと心臓突然死の関係では、「急性ストレスよりも、ジワジワと慢性的な消耗性ストレスの方が発症に大きく関与する。実際はストレスを感じているときより、その後ホッと息が抜けたときが危ない」と話すのは、国立公衆衛生院名誉教授で「過労死・自死相談センター」(東京・三田)の上畑鉄之丞医師。
多忙な生活に追われているとストレスの蓄積も自覚しにくい。同医師が警告する危険な労働パターンの目安は、次の3つ。
≪(1)週60時間以上の就労(2)月50時間以上の残業(3)月間の所定休日の半分以上の出勤≫。どれかひとつでも数カ月以上にわたり続いていれば要注意だ。
(中略)
「日常生活の危険信号」チェックリスト
(1)喫煙習慣がある
(2)ほぼ毎日ビール3本以上飲んでいる(日本酒なら3合、焼酎水割りで4杯)
(3)接待や付き合いの酒が週3回以上ある
(4)朝食抜きで出勤することがほとんど
(5)食事内容が肉類中心に偏っている
(6)毎日帰宅はほぼ23時過ぎになる
(7)1日の睡眠時間は5時間以下
(8)通勤が片道2時間以上かかる
(9)運動習慣がまったくない
(10)健康なので医者にかかったことはないし、会社の健診もしばらく受けていない
3つ以上該当するようなら過労死のリスクが高くなる
*過労死・自死相談センター代表/上畑鉄之丞医師作成
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