ファイザーは31日、国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所の三島和夫氏を招いたプレスセミナーを開催。三島氏は「睡眠障害の現状とその対応」と題して講演した。
(中略)
慢性不眠症に陥りやすい人の特長として、不適切な睡眠習慣があると指摘。
眠れなくても横になっていれば休まるは嘘であると話し、「眠れないままベッドにいると、逆に不眠が悪化する。
眠れないときはリビングに行き、眠気がやってきたらベッドに行くことが大切。
また、安眠グッズを買いこんで寝るための儀式をする人がいるがそれも逆効果。
眠ろうとする努力が失望感に変わり、さらにエスカレートした行動につながってしまう。
こうした儀式は全てやめてほしい」と語った。また、かかりつけ医に睡眠薬をもらってきかないという場合、専門医に相談する方がいい」と語った。また、長すぎる午睡や不活発な生活スタイルも影響するとした。
(中略)
また、早寝早起きもよくないと三島氏。
「体内時計で寝る時間の2~3時間前が寝つきが悪い。だまって遅く寝ればいい。
そうすると、睡眠薬1個分ぐらい寝つきが良くなる。眠りが浅い時はむしろ積極的に遅寝早起きにする」ことを薦めた。
そして、睡眠薬代わりの寝酒は「古いタイプの睡眠薬とほとんど同じ効果。深い眠りが減って朝起きた時に倦怠感が起こる。
寝るために飲むというのは絶対やめよう。晩酌で寝床に入る4時間前に飲むのが一番よい」と力を込めた。
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