深セン在住の27歳のタクシードライバー、許さんはその日最後の乗客を空港まで送り届けた後、妻に電話をかけ、家で夕飯を食べると伝えた。しかし、車を降りてタバコを吸っていた時に倒れ、病院に運ばれたがそのまま帰らぬ人となった。死因は心筋梗塞で、過労死とみられている。48時間連続で働いていたという。
許さんの元上司によると、タクシードライバーは以前は1日の勤務を終えれば休めたが、最近は競争が激化し、失業者も多いため、休まずに働く人が多いという。許さんのように過労死するドライバーが増えている。
統計によると、中国では毎年60万人が過労死している。この数は過労死問題が度々取り沙汰される日本を大きく上回る。ある社会学者は、激しい競争社会のなかで、仕事を失う恐れから休まずにがむしゃらに働く人が増えているためではないかと指摘している。(翻訳・編集/TH)
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