2011年9月15日木曜日

突然やってくる…大企業「使い捨て」リストラリレーの悲哀

「オレって、使い捨て?」 突然クビを宣告された45歳の悲哀:日経ビジネスオンライン
 2008年にインタビューさせていただいた方が、非常にショッキングな話をしてくれことがあった。

 当時部長職だった彼の会社で、大規模なリストラが断行された。彼自身も、部下10人の名前が記された“リストラ名簿”を渡され、3カ月以内に、すべての“クビ切り”を行うよう指示されたのだ。

 最初は、何とかコネをたどって、部下たちの再就職先を見つけてから通達しようと動き回った。しかし結局はどうすることもできなかった。しかも彼はその後もリストラ名簿を立て続けに渡され、わずか半年間で50人以上のクビ切りを指示されたのである。

 最初は部下に言うのが苦痛で、どうにかしてやりたいと東奔西走していたそうだが、次第に「オレだって、仕事でやってるんだ。オレを責めるな」という思いが強まっていったそうだ。


 そんな彼は、信じられない結末を迎える。

 「これで最後です」と渡されたリストラ名簿の最後に、何と自分の名前があったのである。

 「オレは今まで何をやっていたんだ」。情けなさと悔しさだけが募った。

 気持ちが収まらないまま会社を去った彼は、一言文句でも言ってやろうと株主総会に乗り込んだ。そしたら何と、当時の人事部長が、警備保障会社の制服姿で立っていたのである。

0 件のコメント:

コメントを投稿